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<脂肪と疲労の改善のカギはクエン酸にあり!>
同じ量を食べてもあまり太らない人とすぐに太る人…。若い頃は疲れを感じなかったのに、30歳を過ぎた頃から寝ても疲れが取れなくなった…。何故でしょう?この違いは基礎代謝に関係があると考えられます。
基礎代謝とは「生命を維持するのに必要な最小のエネルギー代謝」で、普通は「寝ている状態で一定の時間に消費する熱量
」で表します。
基礎代謝は子供の頃は高いのですが、加齢や無理なダイエットなどにより、だんだんと低下してきます。すると、身体や内臓に脂肪がついたり、疲れがなかなかとれないという状態に陥ります。
逆に、この基礎代謝が上がれば、脂肪がつきにくくなり、疲労も回復しやすくなるのです。この基礎代謝のカギを握ると言われている「クエン酸サイクル」が、今注目を浴びています。
では、クエン酸サイクルとは一体どういうものでしょうか?
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クエン酸サイクルとは
- 食事から摂った糖質
- 疲労時に多く生成される乳酸
- 体脂肪
などを分解し、エネルギーに変換するサイクルです。
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イギリスのクレブス博士は「このクエン酸サイクルがうまく廻っていれば健康である」と1953年に学会で発表してノーベル賞を受賞しました。
下の図は、私たちが食べ物から取り込んだ糖質が分解される経路を示したものです。
エネルギーに変換される部分がクエン酸サイクルです。
クエン酸サイクルがスムーズに廻っている場合と、廻っていない場合とではどのように違うのか、説明します。
・ クエン酸サイクルがスムーズに廻っている場合
食べ物から取り込まれた糖質は、消化器系や肝臓で全てグルコースに変換され、血流に乗って全身に行きわたり、グリコーゲンに合成され各臓器細胞に取り込まれます。
血液中のグルコースは肝臓や筋肉組織への貯蔵量がある程度決まっているので、この時にグリコーゲン合成に使い切れなかった余分なグルコースは、それぞれの細胞に送られます。
細胞内でグルコースが代謝され、ピルビン酸になります。
ピルビン酸は酸素を取り込んで(好気性分解)、脱炭酸されてアセチルCoAという物質になり、次のクエン酸サイクルへと進みます。
アセチルCoAはオキザロ酢酸と結びついてクエン酸を生成し、クエン酸サイクルへと入ります。そしてアミノ酸やビタミンの助けを借りながら変化を続け、CO2とH2Oを生成して完全に酸化されて多量
のATPというエネルギーをつくります。(クエン酸サイクル一周廻る毎に12個のATPがつくられます)
吸収された糖質が代謝されてクエン酸サイクルに入ってしまえば、全てエネルギーとなり脂肪合成に向かうことはなくなります。
・クエン酸サイクルが廻っていない場合
クエン酸サイクルがストップするとエネルギー源が流れることができなくなり、中間物質であるピルビン酸やアセチルCoAがどんどんたまっていきます。
ピルビン酸は前に進むことができなくなると、今度は無酸素の状態で分解(嫌気性分解)をはじめ、乳酸を生成します。また、クエン酸サイクルに入れなかったアセチルCoAは脂肪合成へと進んでいきます。
つまり、クエン酸サイクルが廻らないと、体脂肪が増加し疲労がたまるといえます。
○クエン酸がクエン酸サイクルを廻す!!
では、クエン酸サイクルを廻すにはどうすればいいのでしょうか?簡単です。
クエン酸を摂ればいいのです。
クエン酸はクエン酸サイクルの入り口にあるので、活性化効果が大きいのです。
ちょっと想像してみてください。
あなたは自転車をスタートさせようとペダルに足を掛けます。足がペダルを押す力が強ければ、車輪は速く回転し、その回転も持続します。しかし、押す力が弱ければ、車輪はうまく廻らずにすぐ止まってしまいます。この、足が自転車のペダルを押す力の強さが、クエン酸サイクルにおけるクエン酸の量
です。つまり、クエン酸の量が多ければ、クエン酸サイクルはスムーズに回転するのです。
その結果、アセチルCoAやピルビン酸が消費されます。アセチルCoAが少なくなると、蓄積されていた脂肪が酸化されてアセチルCoAの形に分解され、クエン酸サイクルに送られます。また、ピルビン酸が少なくなると、乳酸が3個のATPを作りながら分解され、ピルビン酸に変わっていきます。
以上の事をまとめると、クエン酸をたくさん摂りこむことにより、クエン酸サイクルがスムーズに廻り、脂肪や乳酸が分解され、エネルギーに変換されるのです。
○スピードスケートの清水選手やジャンプの船木選手も認めるクエン酸って何?
さて、そのクエン酸ですが、実はもうすでに、スポーツの世界では常識のようです。
4年前のオリンピックで金メダルを獲得したスピードスケートの清水選手やジャンプの船木選手もなんとクエン酸食品の愛飲者なのです。あのパワーの秘密はこのクエン酸にあったのかもしれません。
クエン酸はデンプンから発酵法によりつくられる結晶物質で、食品添加物や、石鹸、洗剤としても使われます。クエン酸が多く含まれるものに、もろみ酢や梅肉エキスなどがあります。お酢は酢酸ですが、酢酸は体内で3段階を経てクエン酸になります。
クエン酸は酢酸と比べると酸味が少なく、飲みやすいものです。
○効果的な摂り方は?−クエン酸食品で摂る場合−
- 何回かに分けて摂りましょう。
クエン酸を飲んだあと、クエン酸サイクル活動は約2時間で完全燃焼します。ですから、一度に摂るよりも何回かに分けて摂るほうが効果的です。ちなみに、昼はエネルギー生成に、夜は疲労回復に優先的に働きます。
- 毎日続けて摂りましょう。
- 必ず、アミノ酸・ビタミン・ミネラルを同時に摂りましょう。
クエン酸サイクルが廻るにはアミノ酸やビタミンが潤滑油として必要です。これが足りないと、せっかくのクエン酸効果が台無しです。
○クエン酸を摂る上での注意は?
- 妊婦さんやお子様が飲んでも問題ありません。
- 胃酸が出過ぎる傾向にある方は、薄めにして飲んでください。
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